〈味のある結婚式〉一層縮まった家族との距離
挙式スタイル…祝言式
挙式時期…5月前半
会場…音の葉本館「和室」
お二人にとって音の葉とは…何度でも訪れたい場所
ご家族に見守られながら音の葉の玄関に直筆の表札を掲げたおふたり。
今日はここがおふたりの家。祝福に包まれた門出の1日がはじまります。
挙式前に新郎様とご両親の3人で行われた「白扇の儀」。
新郎様からご両親へ涙ながらに長年の感謝の言葉が伝えられた後、
入婿として家を出られる新郎様へ、ご両親から扇にしたためられた言葉が贈られました。
白扇に書かれた「把手共行」「思いやり・趣味を楽しく」という言葉。
普段は聞けないご両親の気持ちとエールに涙が止まらなかったと後に新郎様は話してくださいました。
祝言式は「入第の儀」でスタート。
新郎様が新婦様をお迎えします。
「露顕の儀」
平安時代から鎌倉時代に行われていた御両家お披露目の場であり、現代の家族紹介の様な儀式です。新郎新婦様立ち合いの元、御両家のお父様よりご紹介していただきました。
「水合わせの儀」
本来は御両家から汲んできた水をひとつの盃に注ぎ合わせる儀式です。今回は地元のお酒を御両家のお母様に合わせていただきました。
「水合わせの儀」で合わせたお酒を新郎新婦が酌み交わす「三献の儀」。
御両家のお父様より3種類の大きさの盃にそれぞれお酒が注がれます。盃にはそれぞれ意味があり「小は過去、中は現在、大は未来」への想いが込められています。新婦お父様から新郎様へは盃から溢れるくらい、なみなみとお酒が注がれました!
「結い積木の儀」
ゲスト様全員の名前が彫られた地元の桜の木を使用した積木。裏にはゲスト様一人ひとりにメッセージを書いていただきました。おふたりも自分の名前の積木をはめ込んで積木ボードの完成です。
出来上がった積木のボード。フレームも地元の作家さんに制作していただいた特注品です。
「揮毫の儀」
音の葉の玄関に掲げる表札におふたりで名前を入れる儀式。書道を嗜んでいたという新郎様の腕前発揮!?
祝言式後。ゲスト様が見守る中、庭園に移動して先ほど書いた表札を掲げます。
「今日はここが私達の家。どうぞゆっくりしていってください。」
「火入れの儀」
昔から家族団欒の中心には火がありました。ゲスト様の前で祝い火を灯します。
天国にいるおじいちゃんおばあちゃんにも感謝の気持ちと、はれの日の報告が届きますように。
新婦様の披露宴の中座は大好きな祖父母様と。
新郎様は大叔母様と。この結婚式を機にご親戚とも頻繁に連絡をとるようになったそうです。
平安時代、新婚三日目の夜に新郎新婦で食べたという祝い餅「三日夜の餅」にちなんで、ケーキ入刀の代わりとして、お団子にクリームをかける「mikayo no rice cake セレモニー」を行いました。
その後振る舞われたお団子はお子様にも大好評!
至高の一品を見極める力を競う「一般人格付けチェック」では、高級国産牛肉、高級南高梅などが登場!グループにわかれて競い会場を盛り上げました。
新婦家のご家族の一員であるコーギーのチャイちゃんも、庭園で披露宴の様子を見守ります。
一層縮まった
家族との距離
結婚式後のおふたりに、結婚式前との変化をお聞きすると。
おふたりともご家族やご親族様との関係に変化があったとお話ししてくれました。
新郎様「白扇の儀では両親には苦労をかけた実感が湧いた。その分心の距離が縮まった気がする。披露宴で親戚とも久しぶりに顔を合わせたことによって、その後頻繁に連絡を取り合うようになった。」
新婦様「結婚前、家族とは仲がいいが故に言いたいことは全て言いあう関係性だったけど、結婚してそれがとても穏やかになった。」
お二人にとって音の葉とは
何度でも訪れたい場所
みんな元気かな?たまには顔見に行きたいなーって思う!
2021年5月9日挙式
吉川 祐士 さん
夏澄 さん