第8話 薪ストーブの話
駒ヶ根高原の秋が深まり 木々の葉っぱが色づく頃 音の葉のエントランスに置かれた薪ストーブに 火が入ります
薪ストーブはお世辞にも便利とは言えません 今やボタンひとつで暖がとれるこの時代で 煤をはらって 薪を割って 手を汚しながら火を灯します
ゆらゆらとした炎の暖かさ じんわりと包み込まれるような優しい暖かさ
火が灯るまでのその「手間」が なんとも言えない豊かな時間へと変わります
音の葉はその過程を心よりたいせつにできる そんな結婚式場です